元祖ストリートの系譜。大阪から世界へ躍り出る山附明夢と父・直也に迫る
text by 橋田 樹台 / ©KAI KOTARO
国内最高峰のフラットトリック・カーブトリックを武器に、大阪を中心に活躍する大注目のスケートボーダー、山附明夢(やまづき・あいむ)。常に笑顔でスケートボードを楽しむスタイルで、近年では日本選手権でも3位入賞するなどコンテストシーンでも頭角を現している。今回はスケートボーダーであり、山附明夢の実父でもある山附直也(やまづき・なおや)さんも交えて、スケートボードを始めたキッカケから現在の活動についてインタビュー。
山附明夢が本記事に語ってくれたスケートボードに対する意識、理想のスケーター像など、大阪が誇る若手実力派の素顔に迫った。
父の影響で始めたスケートボード
お二人がスケートボードを始めたきっかけを教えてください
山附 明夢:以下 A:僕は覚えてないですけど、4歳くらいの時に父が昔やっていたスケートボードをもう一度始めるってなって、僕もついていって同時に始めたのがきっかけです。
山附 直也:以下 N:僕は10代のころからスケートボードをやっていました。仕事の影響でやる頻度は少なくなっていったんですけど、明夢が生まれてからまたやり出そうかなって思っていて。近所に深北緑地っていう滑れる施設があったのでそこに明夢も連れて行きました。それがきっかけで、明夢もどんどんスケートボードにのめり込んでいきましたね。
そこから大会出場などを通して本格的に取り組んでいったのですか
A:初めて大会に出場したのは6歳くらいなんですけど、本格的にスケートボードを始めたのはほとんど流れで、いつからとかはないです(笑)。
スケートボードをやってきた中で、父の影響は自分の中ではかなり大きいです。
昨年の日本選手権では3位になり、世界選手権 (シャルジャ) に出場した感想を教えてください
A:実際、僕はあまり大会用の技を持っていなくて。この技だけは絶対できる!みたいに点数が出る技がないと大きい大会では勝ち上がれないと感じました。
せっかく大会に出場するなら勝ちたいですし、今後は大会に向けて得点が出るような技も準備していきたいと思っています。
あと、スケートパークによって得意不得意があると感じました。
僕はレールよりレッジ ※1 のほうが得意なので、パークのセクションでレールが多いと出せる技が少なくなるのはこれからの修正点だと思っています。
※1 レッジとは日本語で「縁石」という意味で、スケートパークにてステア(階段)やバンク(平らな傾斜)の横に設置されたカーブボックスのこと。主に傾斜のあるカーブボックスのことを指す。
直也さんは今と昔でスケートボードの盛り上がりの違いをどう感じていますか?
N:僕らがスケートボードをやっている時代は街にスケートパークなんて数えるほどしかなかったので、基本的にはストリートが舞台でしたし、その分やっぱり周囲から迷惑がられる存在でもありましたね。
今はオリンピックの影響もあってスケートパークがすごく充実しているし、スケーターの意識も高くなってきています。大会も運営やフォーマットがしっかりしているので、とても良い時代だと思います。
でもスケートボードの発祥は「ストリート」なので、いつの時代もストリートとは切り離されないカルチャーだとは思っていますね。
自身のスケートスタイル
明夢さんのスケートスタイルはどんなことを意識していますか
A:自分が好きなことをやっていて、それがスタイルになっています。カーブとかテクニカルなセクションが好きなので、そういう部分が自分の強みでもあると思います。
滑るときの見せ方で意識していることはありますか
A:何かを意識しているわけではないんですが、プッシュを入れるタイミングは結構気を使っています。プッシュを細かく入れる人もいれば、一発のプッシュが大きい人もいます。自分はあまり入れすぎてもランの構成がうまくいかないので、やりやすいように自分のタイミングでプッシュを入れることを意識しています。
SNSの発信で意識していることはありますか
A:SNSは本当に気まぐれですね(笑)。
一ヶ月なにも投稿しないときもあるし、なにか良いのが撮れたら頻繁に投稿するときもあります。あとは動画を見返していて、「やっぱりこれいいな」と思ったら投稿していなかった動画を投稿したりもしています。
他のライダー仲間も皆SNSで繋がっているので、他の人たちの映像は結構見ていますね。
親子で滑り続けてきた「これまで」と「これから」
親子でお互いの存在をスケーターとしてどう感じていますか
A:普段からよく父と二人で滑っていますが、ここまで一緒に動ける親子はあまりいないと思うのでそこは良いところだと思います。僕が「これどう?」みたいな感じでトリックの相談もしますし、アドバイスも貰ったりします。僕にとって父は一緒に滑る友達みたいな感じですね(笑)
N:もうすぐ明夢は18歳になるので、大学に進学するのか就職するのか、いつかは親元から離れていくと思っています。でもたとえ大阪から外に出ていっても、帰ってきたら一緒に滑りたいですね。僕はスケートボードをやめるつもりはないので、変わらず一緒に滑れたらいいなと思います。
将来的にはどんなスケーターになっていきたいですか
A:ダサいスケーターになりたくなりたくないですね。自分が思うカッコいいスケーター像を突き詰めてこれからもやっていきたいです!
Motorola / モトローラについて
Motorolaのことは以前から知っていましたか
N:ガラケーの頃から世代なので知っていました(笑)。
当時はアメリカブランド特有のデザインが尖ってたし、海外のプロサッカー選手を起用した宣伝が印象的でした。あのデザインを皆が欲しがっていたのを覚えています。
A:趣味でガジェットが好きなのでMotorola自体は知っていたんですけど、実際に手に持ったことはありませんでした。でも今回のタイミングで使うことになってからは、端末操作にもストレスがなくてかなり自分の手に馴染んでいます!
新しくMotorolaのスマートフォンを使ってみて感触などはいかがですか
N:まずは操作がすごく快適です。カメラ起動がとにかく早いし、何か撮りたい瞬間にシュッと端末を振るだけでカメラ起動できるmoto/ジェスチャーはスケーターにとっては便利ですね。あと動画とか写真を端末同士で共有できる「Nearby Share ※2(ニアバイシェア)」も便利ですね。さっきも明夢が携帯で撮ったライディング動画を僕の端末に飛ばしていました。
※2 ニアバイシェアは、Android端末同士で利用できるファイル共有機能。Android デバイス同士が近くにあれば、簡単に写真や動画、ファイルなどを共有することができます。(Android OS 6.0 以降のデバイスに標準搭載されている機能でありMotorola独自の機能ではございません)
スケートボードの練習中にスマートフォンで動画を撮影する機会は多いですか
N:めちゃくちゃ多いです!自分で後から映像を見返したり、SNS投稿するために友達に撮ってもらったりとかもよくあります。moto/ジェスチャーでカメラがすぐ起動できるのは、瞬時に映像を残したいときも「ちょっと待って!」という静止がないのでとても便利ですね。
A:自分の滑りを動画で振り返るときに「あの時に動画を取っておけばよかった」と、ならないためにもmoto/ジェスチャーのカメラ起動は重宝しています。あとは、SIMカードを挿し替えるだけでどこの国でも使えるので、海外に行った時にもすごく便利だなと思いました。なので次の海外遠征には間違いなく持っていきます!!
moto g52j 5G
■「6.8インチ、120Hz、フルHD+」なめらかに動く、大迫力ディスプレイ
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■ IP68「完全防水・防塵性能」
・IP68:1mの深さで30分間水面下(真水)での使用が可能な防水性能、かつ完全な防塵構造。
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・Felica対応端末で、支払いもスマートに。おサイフを持ち歩くことが難しい場面でもこれ1台で完結。
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■ Qualcomm® Snapdragon TM 695 5G
・高速5G通信対応。最適なパフォーマンスを発揮する高性能CPU搭載。
■ カラーバリエーション
・高速5G通信対応。最適なパフォーマンスを発揮する高性能CPU搭載。
■moto/ジェスチャー
モトローラのオリジナル機能。手首を2回ひねるとカメラ起動、スマホを2回振り下ろすとライトがON/OFFなど、スマホを持つ片手の動きで様々な機能を立ち上げられる。
山附 明夢 プロフィール
2005年6月17日生まれ。大阪府出身。昨年開催された日本選手権で3位になり、2023年2月にドバイで開催されたパリオリンピック予選の世界選手権にも出場。国内外のコンテストにも精力的に参加。スケートスキルとテクニックは日本でもトップクラスで本場アメリカのプロライダーが「早くアメリカに来い」とラブコールを送るほど。日本一のフラットトリックを持つと言われており、既に世界が注目する逸材に。